Jp 101A
エッセイ「バークレーからの帰り道」(村上春樹「やがて哀しき外国語」より)

UC Berkeley vs. Princeton University

UC Berkeley

Princeton University

西海岸

東海岸

州立大学

伝統的なエリート私立大学

 

授業料が高い

学生は人種的には、ぐしゃぐしゃ

学生は東部の上層白人家庭の子弟が中心

 

キャンパスの人口密度が少ない

いかにも庶民的

 

政治的には昔からラディカルで有名

 

大学のまわりがにぎやか。ヒッピー、ヌーディスト、ホームレスがうようよ。

平和かつもの静か。ホームレスの姿なんて一度も見かけたことがない。

学内に大きなゲームセンター

 

クラスの雰囲気は、活発。

穏やか。

半ズボンの教授だっている。

教授はだいたいがきちんとネクタイをしめている。

自動車に例えていえば、明るく楽しいコンバーティブルのアメ車。

クラシックなベントレー

自由な風通しのいい雰囲気

Cold and stuffy (堅苦しい)

 

スノッブな権威主義の代名詞

カリフォルニアの太陽

退屈な町

今の僕にとってはいささか賑やかすぎる。

集中して小説を書くには理想的なところ。

日本文学研究の熱心さと質の高さには目を見張る。

 

アジア系の学生が多い。

 

目が生活のレヴェルではっきりと太平洋の向こう側に向いている。

 

勉強ぶりが意欲的で活き活きとしている。

 

アメリカでの日本文学研究の現状
・現代文学に関心を持っている学生が多く、新しい日本の小説の翻訳をやりたいという学生もずいぶん多い。
・これまでの古典近代を中心にした日本文学研究がこの何年かの間に質的に大きな変貌を遂げた。エキゾティズムという以上のものがそこにはある。
・あと(課題)は、日本の作家たちはこれからどれだけ「現物」を用意していけるかということ。
・アメリカ人は日本からの新しい声に耳を傾けようとしているし、これは我々にとってはまたとない大きなチャンスだと僕は思う。
・日本文学もある程度のブレイクスルーならできると思う。そして、それを可能にすることによって、日本文学も自動的に活性化してくるはずだと信じている。
・(僕には)日本語で小説を書きながらもう一度日本語を相対化すること、日本人でありながらもう一度日本人性を相対化することが大事な作業になってくるのではないかと思っている。

 

リムジンの運転手についての描写
・おんぼろビュイック。15年は走っていそう。
・運転手は晩年のデクスター・ゴードンみたいな風貌のひょろっと背の高い黒人のおじさん。
・「サンクスギビングには家でゆっくりしたい」という愚痴には愚痴っぽい暗さがあまりない。
・アル・ヒブラーみたいな深いバリトンの声でゆっくりと気持ち良さそうにしゃべる。
・昔の型のビュイックみたいな適当でおおらかな車がよく似合う。
・「どうやら親切な人らしい。」
・モントクレアというニュージャージーの北部の町に住んでいる。
・ニューヨークの生まれ。
・五十代の半ば。
・ジャズのファン。50年代のニューヨークのジャズ・シーンのことをよく覚えていた。
・「日本人は俺たち黒人の音楽をきちんと理解して扱ってくれるよな。ヨーロッパの人たちと同じように」
・健康食品しか食べず、週に何回かジムに通ってフィットネスに励むというかなり先進的なおじさん。
・いろいろと博識。